好きって何に対して? 僕が作る朝ごはん? ドーナツ? それとも、彼氏の大地君のこと? そうだよ、大地君のことに決まってる。 だってあの二人は付き合っているんだから。 僕への告白?と勘違いした自分が、恥ずかしくなってきたけれど。 何かが引っかかる。 このモヤモヤの正体が気になってどうしようもない。 望愛のところに行かなきゃ! 心に住み着いていた、ねちょねちょな劣等感。 吹き飛ばすように、僕は勢いよく家を飛び出した。