ややぽちゃ姫と3人の王子様




「泣き虫、望愛。いつまでビービー泣いてんだよ」


「だって……」


 優しく微笑むむち君の表情が、私を気遣う時のお兄ちゃんと重なっちゃうんだもん。


「覚えておけよ。女の泣き顔が可愛く見えるのは、付き合って1年までだからな」


「何……それ……」


「愛が尽きたら、泣く女はウゼーってこと」



 どうせ私はウザくて、可愛くない女の子だもん。



「でもまぁアイツに限って、そんなことはないか」


「えっ?」


「極甘王子の愛は、変質者並みに異常すぎってこと」



 むち君、ニヒヒって悪そうに笑っているけれど。

 さっきから言ってることが意味不明すぎだよ。

 私にもわかるように翻訳してよ。