ややぽちゃ姫と3人の王子様




 お葬式の後。


 星羅さんは涙でぐちゃぐちゃな顔で、私の前に。


 怒りでぎらつく目で私を睨んだ瞬間


 パシッ!

 私の頬を思いっきり叩いた。




『コスプレくらい、してあげればよかったじゃない!』


 叫んでは私の頬をはたき


『人殺し! あんたが死ね!』


 私の左頬が何度も何度もはたかれて。

 でもなぜか頬に痛みなんて感じなくて。

 心だけが斧でめった刺しにされたような、ズブズブの痛みに襲われた。



『譲(じょう)君がどれだけあなたのことを大事に思ってたか、知らないでしょ?』


 怒りで荒れ狂う星羅さんに、私は抵抗する気さえ起きない。


『妹なのに、私が嫉妬しちゃうくらいだったんだから!』