まだ、青く。

残された3人は果たしてどうなるかと思おうとしたけど、そう思う前に叫び声が風を切った。


「おい、凪!あの態度はまずいだろ!なんでお前はいっつもあーなんだ?!」


凪くんは素知らぬ顔でカメラで撮った画像を確認している。

それを見て兆くんがなんとも思わないはずがなく、兆くんは凪くんの肩を掴んだ。


「おい!話聞いてんのか?」

「聞いてる。俺はあの人と馬が合わないだけだ」

「だからって何もあんな言い方しなくても。もしや、お前...」

「仕事はした。俺は帰って勉強する。じゃ、あとはよろしく」

「ちょっと待て!おい!凪!」


凪くんが足早に去り、会議室には2枚の貝殻が取り残された。

嵐の後の白浜のよう。


「あの...兆くん。私が悪かったんでしょうか?」

「いーや、鈴ちゃんは何も悪くないよ」

「じゃあ...じゃあなんで、なんで凪くんはあんなに...」


兆くんは凪くんから渡されたカメラを見つめ、ため息を1つ吐いた。

それがものすごく重苦しく、私は数秒呼吸が出来なかった。