まだ、青く。

――パンッ!


ガラスが弾けとんだ。


「あっ、痛い...痛い......」

「鈴ちゃん、どうしたんですか?」

「大丈夫?」


私はその場にしゃがみこんだ。

鮮やかだった世界が真っ赤に染まっていく。

灼熱に侵され、私の心臓も破裂してしまいそう。

ガラスと同化してしまった...。

たまにあること。

そのモノ、人に入り込みすぎて、

自分が自分じゃなくなる。

もともと自分が自分じゃないみたいなのに、益々輪郭がぼやけて、もうここから溶けて失くなってしまうかのように感じる。

お願い...誰か...

誰か...

ここから

出して。