まだ、青く。

私は何度も言葉を噛み締めるように頷いて、凪くんの手に自分の手を重ねた。

朝日が私達の影を映し出す。

凪くんが顔を上げ、

私が視線を投げ掛け、

交わった。

私は瞳から溢れる涙を気にしながらも笑った。


「こんな私で良ければ、よろしくお願いします。これからも一緒に色んな感情、探しに行きましょう」

「...ありがと」


凪くんの腕にくるまれ、朝日の力を分けてもらい、私の胸はこれ以上入りきらないくらいにパンパンになった。

私の心に満ちたのは、

"幸せ"。

好きと好きが交わって

重なって

明日に繋がった。

希望になった。

それはまるで、

星と星とを結んで

星座を作って

朝日が顔を出すのを待っていた

この雄大な空のようだった。


「凪くん、私今...とっても幸せです。私は世界中の人たちがこんな温かい気持ちを...幸せをちゃんと感じられるように願おうと思います」

「うん。俺も...願うよ。母さんの分まで」


私達が出逢った日に、

私達を繋いだ空の下で、

私達はお互いの大切さを確かめ合って、

未来へと願いを紡いだのだった。


――どんな人でも心から幸せだと思える世界になりますように。