まだ、青く。

パンッとガラスが弾けて淡いピンク色に心が満たされた。

ずっと、知らなくて

ずっと、知りたかった感情。

この胸で大きくなり、

この胸を焦がし、

ある時は癒してくれる、

不思議な不思議なパステルピンクの感情。

これが、私の答え。


"好き"、なんだ。


私は胸がバクバクして俯いた。

初めて感じた想いを

初めて口にして、

初めてこんなにも体が熱くなった。

全身から炎が出ているかのように思える。

頬はきっと真っ赤で

耳は触らなくても熱いのが分かる。

きっと沸騰直後のお湯が入ったヤカンの取っ手くらい熱いと思う。

手足は電流が走っているかのようにビリビリ痺れて

自分の体が自分のものじゃないみたいに思える。

時よ止まれ...。

この後どうなってしまうかなんて考えたくない。

伝えたら、その先に返事があって、

それを受け止めなきゃならないなんて、

それはちょっと酷な話だ。

でも...

知りたい。

そう思う気持ちも私の心には確かにある。

そう...知りたい。

凪くんの気持ちも、

やっぱり知りたい。

だから、待つよ。

言の葉が舞って私の胸に刺さるまで

...待つ。

私は朝日が全てを照らしてくれることを信じて潮風に吹かれ、

寄せては返す波の音を

耳をそばだてて聞きながら、

その時を待った。