まだ、青く。

「凪くん」

「夏目、あのさ...」

「ごめん、なんて言わないで下さい。その代わり私の言葉を聞いて下さい」

「あ、うん...」


私は凪くんの腕を解き、凪くんと向き合った。

この顔を私は産まれた時から知ってるんだ...。

同じ部屋の隣同士の保育器に入ってたって昊お母さんは言っていた。

本当はずっと前から出逢っていたんだね...。

つまり、あの日の出逢いは再会だったんだ。

再会した時に、この人なら大丈夫って思えたのも、きっと凪くんだったから。

この世界に産まれてきて、母の次に出逢った、私の記憶に留まり続けてくれた人だったから。

凪くんは私に

懐かしさも優しさも温かさも

全部全部教えてくれた。

私にたくさんの気づきを、

たくさんの思い出を、

胸いっぱいの感情を、

全身にほとばしる力を、

与えてくれた凪くんに

私からもあげたいものがある。

それは...。