「では、お時間になりましたので、後夜祭メインイベントを決行致します。今年も文化祭が大成功に終わりましたことを祝して花火を打ち上げます。それではカウントダウンのスタートです!5、4、3、2、1...」
――ひゅ~、ドンっ!
――ひゅ~、ドドンっ!
時が来て、
夜空に大輪の花が咲き誇った。
私は思わず立ち上がり、飛び跳ねた。
色鮮やかな花が次々にうち上がっては夜空を染めていく。
真っ暗のキャンバスに色を乗せていくような光景は、まさに私の心そのものだった。
空っぽの私の心にも色とりどりの花が咲き、色、すなわち、感情を私に教えてくれる。
幾重にも重なり、混沌として見えるけれど、それぞれの色が確かに存在していて全てが私の心を作る。
全ての色が私、なんだ。
瞳に映る全てが私...。
そう思ったら、
生ぬるいものが頬を伝って
首筋を通って
シャツの衿を濡らした。
「綺麗です。花火...とっても、綺麗です」
「うん...」
凪くんは気付かぬうちに私の隣に並んで夜空を見上げていた。
何も言わなくても分かってくれている。
それが私の心の凪に繋がり、
たくさんの色を受け入れさせてくれたのだった。
――ひゅ~、ドンっ!
――ひゅ~、ドドンっ!
時が来て、
夜空に大輪の花が咲き誇った。
私は思わず立ち上がり、飛び跳ねた。
色鮮やかな花が次々にうち上がっては夜空を染めていく。
真っ暗のキャンバスに色を乗せていくような光景は、まさに私の心そのものだった。
空っぽの私の心にも色とりどりの花が咲き、色、すなわち、感情を私に教えてくれる。
幾重にも重なり、混沌として見えるけれど、それぞれの色が確かに存在していて全てが私の心を作る。
全ての色が私、なんだ。
瞳に映る全てが私...。
そう思ったら、
生ぬるいものが頬を伝って
首筋を通って
シャツの衿を濡らした。
「綺麗です。花火...とっても、綺麗です」
「うん...」
凪くんは気付かぬうちに私の隣に並んで夜空を見上げていた。
何も言わなくても分かってくれている。
それが私の心の凪に繋がり、
たくさんの色を受け入れさせてくれたのだった。



