まだ、青く。

千先輩と兆くんが先に出ていき、続いて涼介くんが片付けを終えて出ていった。

残すは3人。

皆私の占いの回りの小道具の片付けを手伝ってくれている。

でもこれは私の担当だし、世間一般的に見て2人に申し訳ない、というシチュエーション。

申し訳ないという気持ちも徐々に把握してきた私は、潤ちゃんと凪くんに言った。


「これは私の担当なのでお2人はもう大丈夫です。あとは私が片付けます」

「そうですか。でしたら、わたしはたこ焼きマシンをゲットしたいのでビンゴに参加しに行きますね。それでは、お先に失礼します」


そう言って潤ちゃんは足早に去っていった。

身長が低いから走り方もどことなくちょこちょこしていてリスっぽい潤ちゃんは、今日も最後の最後まで愛らしかった。

報道部のアイドル?

マドンナ?

でもやっぱり、天使かな?

クラスのカフェの衣装も誰よりも似合ってたし、やっぱり潤ちゃんは1000年に1人の逸材だと思う。

とにかく、潤ちゃんは今日1日部活を盛り上げ、私と一緒に遊んだり食べたり、色んなことをしてたくさんの時間を共有してくれた。

潤ちゃん、ありがとう...。

私はさっきまで潤ちゃんがいた場所を見つめ、心の中で感謝の言葉を呟いた。


なんて、そんなことをしていたら手が止まっていた。

私は一生懸命手を動かした。

けど、手はあともう2つあって、

一向に視界からいなくならない。

私はさすがに胸がざわざわしてきて、口を切った。