まだ、青く。

「すみませーん、風紀委員でーす!」


部室の入り口の方から声がした。

願いが届いたのか助け船がやって来たみたい。

鑑先輩の拳は徐々に元の位置に戻ったけど、私の視界の奥にはカメラを持った兆くんがいた。

風紀委員の方は3年生らしく、鑑先輩の肩に手を置くと、まるで世間話をするかのように話し出した。


「鑑、お前後輩に手出すとか...最低だな。おまけに1番盛り上がってるコーナーを台無しにしてさ、3年生として恥ずかしくないわけ?大学の推薦とかもあるだろうから先生には黙っておく。その代わり、ちょっと生徒会室に来てもらおうか。生徒会と風紀委員であるぼくに謝ってくれたら...ナシにするよ」


鑑先輩は凪くんを睨み付けたが、おとなしく風紀委員に連れられていった。

証拠を押さえたらしき兆くんは、恐怖で肩を震わせながらも3歩後を着いていった。