「鈴ちゃん、自転車に乗れないんですか?」
「恥ずかしながら...はい」
そう。
私は自転車に乗れないのだ。
とにかく外的刺激から身を守って今まで生きてきたから自転車の乗り方さえ知らない。
幼き日の弟が、ニコニコしながら窓の向こうの私に赤い自転車を見せつけて来たことは、今でも鮮明に覚えている。
「じゃあ、仕方ないから男子陣が代わりばんこで乗せてあげて。トップバッターは良く眠って体力が有り余ってる杉浦ね」
「へーい、分かりましたー」
まだ眠そうだから心配だけど、凪くんと同じく自転車通学で慣れているから大丈夫だと思いたい。
私は兆くんが前に乗ったのを確認してから後部座席に腰を下ろした。
「すみません。よろしくお願いします」
「へ~い」
「恥ずかしながら...はい」
そう。
私は自転車に乗れないのだ。
とにかく外的刺激から身を守って今まで生きてきたから自転車の乗り方さえ知らない。
幼き日の弟が、ニコニコしながら窓の向こうの私に赤い自転車を見せつけて来たことは、今でも鮮明に覚えている。
「じゃあ、仕方ないから男子陣が代わりばんこで乗せてあげて。トップバッターは良く眠って体力が有り余ってる杉浦ね」
「へーい、分かりましたー」
まだ眠そうだから心配だけど、凪くんと同じく自転車通学で慣れているから大丈夫だと思いたい。
私は兆くんが前に乗ったのを確認してから後部座席に腰を下ろした。
「すみません。よろしくお願いします」
「へ~い」



