まだ、青く。

「兆くん、ありがとうございます」

「ん?」

「さっきの言葉、胸にしっかりと受け止めました。この合宿中に伝えてみます。支離滅裂というかすごくまとまりのない話になりそうですが、私が思ったこと、思っていること、全部言葉にしたいと思います」

「おう。そのイキだ。さっすが、オレの専属カウンセラー!」

「専属ではないのですが。しかもカウンセラーって...」

「いいじゃん。そういうことにしておこーぜ」


ガハハとスーパーの中で豪快に笑い出す兆くん。

おばさま方に見つめられ、ムズムズしてくる。

さっきまでは達観した物言いだったのになぁ。

どうしちゃったんだろう?

なんて思いながらも、これが兆くんの良さで、

似た者同士と言われる私と凪くんが気兼ねなく話せる相手である理由なのかもしれない。


「兆くん、次はお肉見なくちゃですよ」

「へ~い」


真剣な話があったとは思えないくらい穏やかな風が私達の間に吹いていたのだった。