まだ、青く。

千先輩が望んでいたシチュエーションはまさに青春そのものだった。

白い砂浜を駆け、

浜辺で水を掛け合う。

いつの間にか兆くんもシャッターを切っていた。

ずっと胸は嵐の前触れのように波立っていた。

それでも、カメラマンが喜んでいるのが伝わってきたから、私はカメラの前に立ち続けられた。

この一瞬が永遠の思い出になることを祈りながら、青空の下私はただ笑顔を浮かべていた。