まだ、青く。

その日の帰り道。

私は潤ちゃんと分かれた後、1人あの丘にやって来ていた。

久しぶりに見る群青色の空と白いポスト。

飛行機が泳いで通り道が出来る。

夏の空ほど透き通っていて眩しいものはないと私は思っている。


――カコッ。


私はポストを開いた。

この前と同じ色の封筒が入っていた。

淡い桜色の封筒の口をはさみで切り、中身を確認する。

そこにはこう書かれていた。


"読めなかったという事実を知った時、大変残念な気持ちでいっぱいになりました。

読めるから頼んだのに、と悔しくなりました。

しかし、それは逆に自分で何とかするべきであるということにも取れました。

そして、私は決心しました。

夏休み中、タイミングを見計らい、自分の言葉でちゃんと凪くんに伝えようと思います。

結果はどうであれ、1人の人と向き合い、

その人のために言葉や服装、シチュエーションなどあらゆることを考えた時間は決して無駄にはならない、

それどころか今後の私にとって必要であると感じたからです。

この決断をした私をこれを受け取ったあなたはどう思いますか?

私はあなたを信じています。

どうか私にあと少し勇気を分けて下さい。

お願いします。"