まだ、青く。

私が顔を上げた時、

凪くんの顔にはどんな表情も浮かんでいなかった。

ただ、遠くを見つめるような目をしていた。

ぽちゃんっとまた1つ雫が落ち、深淵へと向かった。

それは乳白色をしていて、

半透明。

透けて見えるようで、

見えない。

そんな複雑な色だった。


私は凪くんに何と言って欲しかったのだろう。

何を期待していたのだろう。

私が欲しかったものはそこにはなく、

ただもやもやとした気持ちだけが

胸を覆ったのだった。