にっき






ぼくはくらすのみんなにかこまれて、いえにかえった。

きょうのできごとをにっきにかこうとおもったけど、にっきがない。

どこだろ、どこだろ。

さがしていたら、うしろにだれかたってるきがした。

うしろをふりかえった。

ぼくとおなじせたけのおんなのこが、こわいかおをしてたっていた。

「だれ?」

ぼくがそうきくと、おんなのこはいった。

「わたしは、このにっきのもちぬし。いじめっこをこのよからけしさるために、ここにいる。」

ぼくはいみがわからなかった。

だっていじめっこなんていないから。

「でも、ここにはいじめっこはいないよ?」

そういうと、おんなのこはためいきをついた。

「じかくがないのね。まぁ、かんけいないの。あなたはどうせ…。」