ファイヤークイズ午後の部

あたしは思わず大きな声でそう言っていた。


拘束され、テーブルの上に座らされているのは間違いなく自分の母親だったのだから。


「佐和!!」


お母さんは青ざめて目に涙を浮かべている。


いつもは綺麗に整えている髪も今はボサボサで、見る影もなかった。


「なんでお母さんが……!」


「大丈夫よ佐和。クイズに答えた子たちも、人質になった人たちも全員無事だから」


「本当に!?」


「えぇ。だから安心して」


《おっと、そんなことを言ったらつまらなくなるじゃないですか》


お母さんの言葉をかき消すようにアナウンスが流れて、あたしは口を閉じた。


《もちろん、全員生きています。ただし、この学校からは出られません》


「なんでだよ!」


浩二が叫んだ。