「誰の?」


一真にそう聞かれて「おばあちゃん……」と、弱弱しく返事をする。


「え、亡くなってたの?」


友香が驚いた声を上げるので、あたしは頷いた。


あたしの大好きな祖母は一週間前、骨になった。