世にも歪な恋物語



 なにそれ。

 私のこと、どこまで知られてるの?


「ただ、眺めているだけでよかったんですけどね」


 かわいくて懐っこく見えた

 後輩Aの視線が


「最初は」


 ――――こわい。


「センパイ、2人暮らししてますよね。お母さんと」


 家族構成を把握されている。


「お母さんには、年下の恋人がいて。最近は、頻繁にやってきますよね」

「なんなの。君」

「困ります。オレ」

「……なに、が」

「センパイに消えられちゃ。困ります」