運動部の子やオシャレな子たちのグループと仲がいいのに、わたしのような地味なタイプ――いわゆる"ぼっち"にさえ、気さくに話しかけてくれる。


 クラスメイトの一人だと認識してくれている。


「おは、よう。和葉さん」


 わたしは、たぶん、和葉さんに恋をしている。
 ……のだと思う。