「ふふっ、新は私に甘いなぁ」




なんかこっちまで気が緩んじゃうよ

さっきまで完璧にしなきゃ、って思ってたから。




「そりゃ、雫には甘くなるよ。…………1番大事な幼なじみ、だしね」




「ふふふっ、嬉しいっ!」





1番大事な、だって。

こんなにかっこよくてハイスペックな男の子が私のこと1番って言ってくれるのは、

とっても嬉しいし、自慢だ。

私も新にとって、自慢の幼なじみでいられるように頑張らなきゃ。




「それで、雫。誕生日プレゼント、もらっていいの?」




ワクワク顔で聞いてくる新

なんか子供みたいでかわいいっ




「うんっ!……はい、どーぞっ!」




カバンから取り出した新へのプレゼント。

中身は………