幼なじみが天然無自覚すぎて困ってます。

「ちなみに俺らは、学園の二大王子って呼ばれているらしいぞ〜」

「…興味ない」

それより学校のお姫様ってどういうこと?と聞く新。
相当気になってるらしい…。

「ま、言っちゃえばあの顔は国宝級に可愛いからな。そりゃあ言われるだろ」

「……お前も可愛いって思う?」

「ん?…あぁ。すっげぇ可愛いと思う」

「……なぁ」

「ん?」

「殴っていい?」

「うおっ怖ぇ。王子様お怒りじゃん」

「怒ってねぇけどモヤモヤすんだよ。だからとりあえずストレス発散?」

「おいおい、無自覚かよ…」

頭を抱える大翔に、首を傾げる新。

「あ、ちなみに俺は美羽ちゃん派だから安心しろ」

そう言って歩き出した大翔に、ホッと安心した新。

「あ、モヤモヤ無くなった…なんでだろ…」

新が自分の気持ちに気づくのはもうちょっと先の話____。