一条君の真剣な告白から数日が経った。


期末テストも赤点を回避した私は紅蓮先輩と市民プールに遊びに来ていた。


そう、夏休みです!


「着替えが終わったら、このあたりに集合って言ってたんだけど……」


おかしい……。


紅蓮先輩が来ない。


「きゃー!!」

「あの2人めっちゃイケメンじゃない!?」


「たしかに。よく似てるし兄弟とかじゃない?」

「モデル並にイケメンすぎー!」


「……」


まさか、と思って後ろを振り返る。


そこにいたのは……