「慰めなんて今の俺には必要ない。笑えばいいよ。プロにはどう足掻いたって敵わないって。そもそも素人の俺が敵う相手じゃなかったんだ。天才にはいくら努力したところで一生勝つことはできない。そうだよ、だって俺は……」
「一条君の……バカ!!」
「!? 悠……」
私は一条君の頬を思いっきり叩いた。
ジンジンしてすごく痛い。
一条君も紅蓮先輩ですら私の行動が予想外だったのか驚いていた。
「は、悠ちゃん?」
「一条君のバカ! 紅蓮先輩は天才なんかじゃないよ。ちゃんと努力してるって言ってたもん。血の滲むような努力をしてやっと掴んだ夢だって。一条君だっていっぱい頑張ってる。紅蓮先輩言ってたよ? 適当に書いてたら有名になったって本人は話してたけど書き続けられることは凄いんだって」
「凄いわけない。小説を書くことなんて誰にだって出来るよ」
「たしかに小説を書くことは誰にだって簡単に始められる。でもね、そこからが大変なんだよ。それに一条君は書くことが好きなんでしょ? だったら一生勝てないとか言わないで。諦めるのはまだ早いよ」
学生の身でありながらここまで有名になってるだけでも凄いっていうのに。
紅蓮先輩はプロの漫画家。一条君は小説。
対して私は人に自慢できるような趣味を持っていない。
私はむしろ一条君が羨ましいよ……。
「一条君の……バカ!!」
「!? 悠……」
私は一条君の頬を思いっきり叩いた。
ジンジンしてすごく痛い。
一条君も紅蓮先輩ですら私の行動が予想外だったのか驚いていた。
「は、悠ちゃん?」
「一条君のバカ! 紅蓮先輩は天才なんかじゃないよ。ちゃんと努力してるって言ってたもん。血の滲むような努力をしてやっと掴んだ夢だって。一条君だっていっぱい頑張ってる。紅蓮先輩言ってたよ? 適当に書いてたら有名になったって本人は話してたけど書き続けられることは凄いんだって」
「凄いわけない。小説を書くことなんて誰にだって出来るよ」
「たしかに小説を書くことは誰にだって簡単に始められる。でもね、そこからが大変なんだよ。それに一条君は書くことが好きなんでしょ? だったら一生勝てないとか言わないで。諦めるのはまだ早いよ」
学生の身でありながらここまで有名になってるだけでも凄いっていうのに。
紅蓮先輩はプロの漫画家。一条君は小説。
対して私は人に自慢できるような趣味を持っていない。
私はむしろ一条君が羨ましいよ……。



