「流架、約束は守ってもらうよ。悠の恋人になるのは諦めてもらう」
「…………」
「い、一条君?」
一条君は崩れるようにその場に座り込んだ。
「俺が、負けるなんて……そんなこと。絶対勝ったと思ったのに」
昨日までの元気な一条君はそこにはいなかった。
今いるのは絶望した表情を浮かべ、現実を受け入れることのできない一条君の姿だけ。
「流架……」
「一条君、大丈夫だよ。そんなに落ち込まなくても次があるんだから」
「次って、なんの?」
「え?」
「俺は紅蓮お兄ちゃんに敗北した。その事実が変わらない。そして今回の勝負が最初で最後だった。負けられない戦いで圧倒的な差を見せつけられた俺に次があるわけない!」
「……っ!」
「悠、大丈夫? 流架、悠が声をかけてるのになんてことを……」
「私は大丈夫です」
私は一条君を励まそうと近付き肩に触れた。
だけど同情と捉えられたのか、それとも私の態度が気に食わなかったのか手を振り払われてしまった。
痛い。でも一条君の心はもっと傷ついてる。
「…………」
「い、一条君?」
一条君は崩れるようにその場に座り込んだ。
「俺が、負けるなんて……そんなこと。絶対勝ったと思ったのに」
昨日までの元気な一条君はそこにはいなかった。
今いるのは絶望した表情を浮かべ、現実を受け入れることのできない一条君の姿だけ。
「流架……」
「一条君、大丈夫だよ。そんなに落ち込まなくても次があるんだから」
「次って、なんの?」
「え?」
「俺は紅蓮お兄ちゃんに敗北した。その事実が変わらない。そして今回の勝負が最初で最後だった。負けられない戦いで圧倒的な差を見せつけられた俺に次があるわけない!」
「……っ!」
「悠、大丈夫? 流架、悠が声をかけてるのになんてことを……」
「私は大丈夫です」
私は一条君を励まそうと近付き肩に触れた。
だけど同情と捉えられたのか、それとも私の態度が気に食わなかったのか手を振り払われてしまった。
痛い。でも一条君の心はもっと傷ついてる。



