シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです

「恋人との時間も大切だけどさ〜」

「う、うん」


「友達と遊ぶことも大事じゃない?」

「それはそうだけど……」


「じゃあ決まりだね♪ みんなを待たせてるんだ、早くいこっ」

「え?」


みんなって、誰のこと?


「ごめんね、遅くなって」


VIPルームと書かれたカラオケルーム。


私は一条君に手を引かれながら中へと入る。

前に千智ちゃんと来たときの部屋とは比べものにならないくらい広い。


「あ、一条くん来たぁ」

「よぅ、一条。話してた通り友達連れてきたか?」


「うん、ちゃんと連れて来たよ。この子、俺と同じクラスなんだ。名前は星屑悠ちゃん」

「一条君、この人たち……誰なの?」


「俺の友達。前にカフェ行ったでしょ?あそこの常連客。男の人は身長高くて一見怖めな人が多いけど俺たちと同級生だから安心して」


安心できない……。


一条君は高身長だけど怖くない。

だけど、この人たちはなんか違う感じがする。


女の子もちらほら居て一条君を見て黄色い声を上げてる。


やっぱり一条君ってモテるんだ。


「たしかに私は一条君と遊ぶのは良いって言った。でも、この件に関しては聞いてない」

「言ったら悠ちゃん断るでしょ?」


「当たり前。私には紅蓮先輩がいるし、こんな怖そうな人たちとカラオケなんて……」

「大丈夫。合コンとかそういうのじゃないから」


そういう問題を気にしてるんじゃない。