「だけど俺の誘いを簡単に断って本当にいいのかな」
「どういうこと?」
やたら含みのある言い方……。
「悠ちゃんが忘れてるなら全然構わないんだけど……俺はまだ消してないよ。この写真」
「……!」
それって隠し撮りの……!
まだ持ってたなんて。
「今日は一緒に帰ってくれる?」
「うん。帰るからいい加減それ消して」
「ダーメ。だってこれ消去したら悠ちゃんが俺から離れるもん」
「当たり前でしょ。私は紅蓮先輩と付き合ってるんだから……」
「俺はどんな手段を使っても好きな女の子には俺のことを見てほしいって思ってるんだ。だからこの写真は消せない。ってことで今から一緒に帰ろ?」
「ちょ、私まだ帰るなんて一言も……!」
どんな手段を使っても?
それはもし相手が嫌がったとしても一条君は自分の意志を貫くっていうの?
「ってこっちは私の家の方向じゃないんだけど」
「せっかくならさ、寄り道しない?」
「寄り道?」
「カラオケ、とか。紅蓮お兄ちゃんとは行ったことないんでしょ?」
「……」
カラオケ、か。千智ちゃんとは仲良くなってすぐに行ったけどまだ片手で数えるくらいしか。
一条君とカラオケ?
これってはたから見たらデートなんじゃ……。
紅蓮先輩に見つかったら誤解される。
なんとかして断らないと。
でも写真を一条君が持ってる以上強く言えない。
弱みを握られてるってまさにこんな状況だよね。
「どういうこと?」
やたら含みのある言い方……。
「悠ちゃんが忘れてるなら全然構わないんだけど……俺はまだ消してないよ。この写真」
「……!」
それって隠し撮りの……!
まだ持ってたなんて。
「今日は一緒に帰ってくれる?」
「うん。帰るからいい加減それ消して」
「ダーメ。だってこれ消去したら悠ちゃんが俺から離れるもん」
「当たり前でしょ。私は紅蓮先輩と付き合ってるんだから……」
「俺はどんな手段を使っても好きな女の子には俺のことを見てほしいって思ってるんだ。だからこの写真は消せない。ってことで今から一緒に帰ろ?」
「ちょ、私まだ帰るなんて一言も……!」
どんな手段を使っても?
それはもし相手が嫌がったとしても一条君は自分の意志を貫くっていうの?
「ってこっちは私の家の方向じゃないんだけど」
「せっかくならさ、寄り道しない?」
「寄り道?」
「カラオケ、とか。紅蓮お兄ちゃんとは行ったことないんでしょ?」
「……」
カラオケ、か。千智ちゃんとは仲良くなってすぐに行ったけどまだ片手で数えるくらいしか。
一条君とカラオケ?
これってはたから見たらデートなんじゃ……。
紅蓮先輩に見つかったら誤解される。
なんとかして断らないと。
でも写真を一条君が持ってる以上強く言えない。
弱みを握られてるってまさにこんな状況だよね。



