シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです

「1人の時は極力流架には近付かないほうがいい。教室は人が大勢いるから変な気は起こさないだろうけど2人きりになったら何するか……」

「出来るだけ気をつけます」


私が気をつけてても、あっちから近づいてくるのだからどうしようもない。


既に2人になった経験が何度かあるんだけど。


「明日は放課後の生徒会が終わったら担当と会う約束をしてて悠と一緒に帰ることが出来ないんだ。ごめん、悠」

「謝らないでください。紅蓮先輩がお仕事で忙しいのはわかってますから。頑張ってください、応援してます!」


「うん、ありがとう。悠が応援してくれるなら頑張れるよ」


紅蓮先輩が笑ってくれた。


「あ、そういえば……ネクタイを紅蓮先輩に返すのすっかり忘れてました。その日の放課後に返すって言ってたのに長く借りちゃってごめんなさい」


私は紅蓮先輩に借りていたネクタイを返そうと制服に手をかける。