「悠。僕が卒業したその時は……」
「わ、私、教室に戻ります。今日の夜は一条君と一緒なんですよね? じゃあ放課後は一人で帰りますね。また明日です、紅蓮先輩」
ペコッと軽くお辞儀をして生徒会室を出る私。
(なんとなく逃げてしまった)
紅蓮先輩が卒業したら……なに?
『別れる』
一瞬、頭に過ぎったその言葉は重かった。
溺愛してるし独占欲が強い紅蓮先輩に限ってそんなことはないと思ってる。
だけど、もしかしたらって選択肢が私の心をかきまわした。
不安はいつだって付きまとう。
誰しもがそんな不安を抱えながら生きている。
「星屑。一条に学校案内してる途中に貧血で倒れたっていうのは本当か?」
「……へ?」
教室に戻ると3時間目の授業をしている先生に言われた。
私はなんの事?と首を傾げた。
「一条がそう言ってたぞ。今は顔色も良さそうだし席に座れ。授業はもう始まってるからな」
「は、はい」
一条君がそういった?
「一条君。あ、ありがと……」
私は自分の席に座る直前、一条君にお礼を言った。
「ごめんね。他に上手い言い訳が見つからなかったんだ」
「ううん、あれで十分すぎるよ」
私からしたらそこまで気を遣ってもらって助かったというか……。
先生に連絡の1つもせず、しかも途中から授業に参加するとかめっちゃ態度悪いし。
だから放課後には担任からお説教だ……と、覚悟していた。
「わ、私、教室に戻ります。今日の夜は一条君と一緒なんですよね? じゃあ放課後は一人で帰りますね。また明日です、紅蓮先輩」
ペコッと軽くお辞儀をして生徒会室を出る私。
(なんとなく逃げてしまった)
紅蓮先輩が卒業したら……なに?
『別れる』
一瞬、頭に過ぎったその言葉は重かった。
溺愛してるし独占欲が強い紅蓮先輩に限ってそんなことはないと思ってる。
だけど、もしかしたらって選択肢が私の心をかきまわした。
不安はいつだって付きまとう。
誰しもがそんな不安を抱えながら生きている。
「星屑。一条に学校案内してる途中に貧血で倒れたっていうのは本当か?」
「……へ?」
教室に戻ると3時間目の授業をしている先生に言われた。
私はなんの事?と首を傾げた。
「一条がそう言ってたぞ。今は顔色も良さそうだし席に座れ。授業はもう始まってるからな」
「は、はい」
一条君がそういった?
「一条君。あ、ありがと……」
私は自分の席に座る直前、一条君にお礼を言った。
「ごめんね。他に上手い言い訳が見つからなかったんだ」
「ううん、あれで十分すぎるよ」
私からしたらそこまで気を遣ってもらって助かったというか……。
先生に連絡の1つもせず、しかも途中から授業に参加するとかめっちゃ態度悪いし。
だから放課後には担任からお説教だ……と、覚悟していた。



