「友達?」
「そうだよ、友達。ハンカチを拾ってあげたとき一条君は無邪気な笑顔を浮かべてた。あれが偽物の笑顔だったなんて私にはどうしても思えない」
「……どうしよう。こういうとき、言葉が見つからないや」
「ありがとうでいいんじゃない? それか私のお友達になれるかどうかの返事とか……」
「最初はアドバイスされて参考になるって思った。だけど、あんまりにも説教じみてたから俺のことを何も知らないくせに……って怒ったんだ」
「う、うん」
さっきは本当に怖かった。
普通だったら泣いてるところ。
「でもさ、こんなにも俺のことを思って本気で怒ってくれる人がいるんだと思うと君を見る目が変わってね」
「ご、ごめん」
「謝らなくていーよ。実はさ、さっきよりも本気だったりするんだよね」
「本気?」
「そうだよ。……君に対する見方ってやつ」
「!?」
フワッと香るのは紅蓮先輩と似ているケーキみたいな甘い匂い。
気が付くと私は一条君に抱きしめられていた。
「君に興味が湧いたよ。星屑悠ちゃん」
「な、なんでフルネーム? って興味?」
「そうだよ。だからさ、俺と本気で……」
ーーーガラッ。
「……鍵を閉めていて尚且つ男女が1つのベッドにいるということは誰にも見られたくない行為をしていたということで間違いないですか?」
ガチャリと鍵を開ける音が聞こえた。
中に入ってきたのは保健の先生じゃなく、授業を受けているはずの紅蓮先輩だった。
「そうだよ、友達。ハンカチを拾ってあげたとき一条君は無邪気な笑顔を浮かべてた。あれが偽物の笑顔だったなんて私にはどうしても思えない」
「……どうしよう。こういうとき、言葉が見つからないや」
「ありがとうでいいんじゃない? それか私のお友達になれるかどうかの返事とか……」
「最初はアドバイスされて参考になるって思った。だけど、あんまりにも説教じみてたから俺のことを何も知らないくせに……って怒ったんだ」
「う、うん」
さっきは本当に怖かった。
普通だったら泣いてるところ。
「でもさ、こんなにも俺のことを思って本気で怒ってくれる人がいるんだと思うと君を見る目が変わってね」
「ご、ごめん」
「謝らなくていーよ。実はさ、さっきよりも本気だったりするんだよね」
「本気?」
「そうだよ。……君に対する見方ってやつ」
「!?」
フワッと香るのは紅蓮先輩と似ているケーキみたいな甘い匂い。
気が付くと私は一条君に抱きしめられていた。
「君に興味が湧いたよ。星屑悠ちゃん」
「な、なんでフルネーム? って興味?」
「そうだよ。だからさ、俺と本気で……」
ーーーガラッ。
「……鍵を閉めていて尚且つ男女が1つのベッドにいるということは誰にも見られたくない行為をしていたということで間違いないですか?」
ガチャリと鍵を開ける音が聞こえた。
中に入ってきたのは保健の先生じゃなく、授業を受けているはずの紅蓮先輩だった。



