シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです

ーーー2時間目始まりのチャイムが鳴った。


「わ、私そろそろ……」

「待って」


いきなり恋人繋ぎをされ、大胆すぎる行動に驚いた。

すぐに手を振り払おうとしたけど全然はなれない。


「!?」

「俺、前に言ったよね。彼氏持ちに手を出すのが初めてかもしれない、って」


「う、うん」

「あれ実は嘘なんだ」


「え? うそ?」

「ハンカチを落としたのは偶然だったけど、ナンパされてる君を見て俺が助けたらワンチャンあるかも……なんて思った」


「あの、だから私は……」

「こうしてまた再会出来て俺は嬉しかった。正直、運命を感じた。しかも俺にご丁寧にアドバイスまで……お説教なんて小さい頃にお兄ちゃんにされた以来だったよ」


「ア、アドバイスに関しては聞き流してくれていいから。同級生の私に言われてもなんの説得力もないし」

「そんなことない。あれは参考になったよ。たださ、君は本当に俺が優しい人間だって思ってる?」

「前にも言った通り、それは変わってない。今でも思ってるよ」


「じゃあ優しい人である俺が君にこんなことをしても?」

「……!」


スカートの中に手を入れる勢いで太ももを触ってくる一条君。