退くように逃げ腰になっていた時.. 『あらま、ごめんなさいね。 塁斗..お母さん、今から仕事だから行くわね』 『いってらっしゃい♪』 『いってらっしゃい♪』 お母さん、 にこやかだよねぇ。 お母さんは看護師として働き、 その日は夜勤らしい。 家には誰もいないと知り、 更にドキドキしてしまっていた時のこと。 『かれん、大丈夫だよ』 『ええっ、何が..』 『顔が強張ってるし..』 『ごめん』 塁斗の手は肩に回り、 緊張をほぐしてくれる..魔法の手..。