塁斗とキスをした日から、
想いが強くてドキドキしてやまなかった心。



終業式の日、
いつも早く行く学校。


早くに登校したって、華とアタシしかいないけど。



分かってるつもりだけど、
早く行きたくなる時期だった。



ふつうに行った時、
何故..何故だか、隣のクラスの男の子と話す塁斗の姿。


目は合うけど、
素通りして教室の中へ入って行く。



『かれん、おはよう』

『ええっ、おはよう』