経験した話を聞いて、
塁斗との将来を夢みながらいつつ、新たな道を思い描いていた。


『お母さん、お母さんも一緒だよね?行くんだよね』

『もちろんよっ♪カレンが行くなら。
お父さんが望んでいるんだから』



お母さんはいつだってお父さんを愛しているんだよね。


アタシも塁斗を愛しているし、
塁斗はどうなのかなぁ。



あの日から塁斗とは、
キスも何もできない時間と距離を感じていた。


埋めようとしていた時間、
その影にある者は....