担任に頼まれた雑用を済ませ放課後の校舎を、マフラーに顔を埋めながら歩く。 夏なら聞こえるであろうサッカー部やテニス部、野球部の声は聞こえない。 この雪国では、冬の部活動なんて出来るのは文化部か体育館で出来る運動部くらい。 まぁ、私は帰宅部だから関係ないけど。 なんて思いながらふと、下駄箱に続く廊下の窓からグラウンドを視界に入れた。 真っ白に埋まったグラウンド。 そこにポツンと立つ馬鹿が一人。 アイツは、あれだ。 野球部の工藤だ。