「いや、ちょっとびっくりしてさ。だってお前『アリスみたいに歌える奴なんてなかなかいない』とか『まあまあ歌えるやつは結構いるけど、これだって人は全然見つからない』っていつも言ってて、ボーカル探すの大変そうにしてたじゃん」
「えっ……」
音也さんの言葉に、今度は私が驚かされる。
律くんがそんなに熱心にボーカルを探していたなんて。
彼と響斗くんは私の歌声をほめてはくれている。
だけどアリスちゃんとは比べ物にならないと思う。
結局、彼らが私を選んだ理由は、STAR STARTのことをたまたま私が知っている上に、そこそこ歌えるからなんだろうくらいに思っていた。
でも、音也さんの話だと、私の予想より遥かにボーカルの質にこだわっているみたいだ。
それなのに、なんで人前で歌えないっていう致命的な弱点を抱えた私なんかを選んだんだろう?
「だから、見つかったから入れたんだよ。そんなことより、空いてる部屋ある? 入りたいんだけど」
「ああ。六号室が開いてるよ」
「借りるから。詩乃、行くぞ」
「えっ。あ、うん。――お邪魔します」
「えっ……」
音也さんの言葉に、今度は私が驚かされる。
律くんがそんなに熱心にボーカルを探していたなんて。
彼と響斗くんは私の歌声をほめてはくれている。
だけどアリスちゃんとは比べ物にならないと思う。
結局、彼らが私を選んだ理由は、STAR STARTのことをたまたま私が知っている上に、そこそこ歌えるからなんだろうくらいに思っていた。
でも、音也さんの話だと、私の予想より遥かにボーカルの質にこだわっているみたいだ。
それなのに、なんで人前で歌えないっていう致命的な弱点を抱えた私なんかを選んだんだろう?
「だから、見つかったから入れたんだよ。そんなことより、空いてる部屋ある? 入りたいんだけど」
「ああ。六号室が開いてるよ」
「借りるから。詩乃、行くぞ」
「えっ。あ、うん。――お邪魔します」



