「すごいすごい! お祭りでライブやるんなら、私一番前で見るねー! 超盛り上がっちゃう!」
「まだやるかわかんねーよ」
テンション高い姫奈ちゃんに、相変わらず不愛想にそう答える律くん。
私の方をちらっと見てきたので、慌てて目を逸らす。
――やばい。
あれは絶対に、私をライブに出そうと目論んでいる。
律くんは毎日一生懸命練習しているし、さぞかしライブをしたいんだと思う。
だけど今の私の歌じゃ、お粗末なライブになってしまう。
律くん、今はやっぱり無理だよ……。
*
放課後になり、いつものように旧校舎の第二音楽室に入った私は、最初に律くんにこう言った。
「律くん。ごめん、やっぱりまだライブは無理だよ……。ふたりの前でも上手に歌えないのに……」
申し訳ない気持ちを込めて言う。
体育館のステージ発表は、大勢の人たちが見に来る。
その上全校生徒は強制参加で鑑賞しなければならない。
律くんラブな姫奈ちゃんだって、もちろんいるわけで。
人前で歌えなくなってしまったことの原因である姫奈ちゃんの前でなんて、到底歌えるわけなんてない。
「まだやるかわかんねーよ」
テンション高い姫奈ちゃんに、相変わらず不愛想にそう答える律くん。
私の方をちらっと見てきたので、慌てて目を逸らす。
――やばい。
あれは絶対に、私をライブに出そうと目論んでいる。
律くんは毎日一生懸命練習しているし、さぞかしライブをしたいんだと思う。
だけど今の私の歌じゃ、お粗末なライブになってしまう。
律くん、今はやっぱり無理だよ……。
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放課後になり、いつものように旧校舎の第二音楽室に入った私は、最初に律くんにこう言った。
「律くん。ごめん、やっぱりまだライブは無理だよ……。ふたりの前でも上手に歌えないのに……」
申し訳ない気持ちを込めて言う。
体育館のステージ発表は、大勢の人たちが見に来る。
その上全校生徒は強制参加で鑑賞しなければならない。
律くんラブな姫奈ちゃんだって、もちろんいるわけで。
人前で歌えなくなってしまったことの原因である姫奈ちゃんの前でなんて、到底歌えるわけなんてない。



