Re:START! ~君のバンドに、入ります~

 そして私は、自分の方こそ謝罪しなければいけないことを思い出して、こう言った。


「私の方こそ……ごめんね。せっかくふたりが誘ってくれたのに……。『私なんかが』とか『絶対に無理』なんて、いっぱい言っちゃって。私の歌、いいって言ってくれたのに……」

「じゃあやってくれんのか!?」


 私の言葉を聞くや否や、律くんが瞳をぱっと輝かせて、嬉しそうにそう言った。


「えっ……」


 言葉に詰まってしまう私。

 と、とりあえず謝らなきゃとばかり考えていて、バンドをやるかどうかは全然考えてなかった!

 期待を込めた目で見てくる律くんをむげに断れずに、私が困っていると。


「詩乃ちゃん、ちょっとこれを見てくれる?」


 響斗くんが手招きしてきたので、ふたりに近づく。

 座っている彼らの後ろから、響斗くんが指さしたパソコンの画面を覗き込んだ。

 画面には、MyTubeが表示されていた。

 なにかの動画を流し終えた後みたいだった。


「何を見てたの……?」

「これ、昨日ここで俺たちが演奏して、詩乃ちゃんが歌った時の動画。MyTubeに昨日の夜アップしたんだ」