Re:START! ~君のバンドに、入ります~

 生徒たちは文句を言っていたけれど、先生のとどめの一言でさすがに黙る。

 私たち三人は観客たちにぺこりと軽く会釈をすると、ステージ袖へと戻った。

 ――そして。


『やったああああ!』


 三人で目を合わせると、声を合わせてライブ成功の喜びの声をあげたのだった。

 すると消えていたはずの電気がついた。

 停電が直ったのだろう。

 このタイミングでの停電復旧の明かりは、まるで私たちのことを祝福してくれているかのような光に思えた。





「すごいすごい詩ちゃん! かっこよすぎー!」

「ほんと! あんなに歌が上手なんて知らなかったよー!」

「あ、ありがとう」


 文化祭の閉会式が終わった後。

 クラスのみんなと教室に戻ってきた私は、沙菜ちんと美香ちゃんを始めとした、クラスメイトたちに取り囲まれていた。

 みんながみんな「すごい」「いい歌だった!」って、興奮した様子で言ってくれている。

 ほ、本当にそんなにうまいこといったんだ。

 確かに自分の力は出し切れた気がするけれど、みんなにここまで手放しで絶賛されるなんて、驚きだ。


「ギターすげーなー!」