Re:START! ~君のバンドに、入ります~

「めっちゃかっこいい! 三人ともすごーい!」

「すげーいい歌だったー! 鳥肌たったー!」

「本物のSTAR STARみたい!」

「二年生の人たち!? 私ファンになっちゃった!」


 わーという歓声が一気に沸き上がったかと思うと、全校生徒達の方から、次々とそんな声が聞こえてきた。


「STAR……じゃなかった、MOON STARTすげー!」


 その叫び声をあげたのは、音也さんだった。

 ニコニコした顔をして、私たちの方に手を振ってくれている。

 アリスちゃんがいた頃から、STAR STARTを応援してくれている人が。


「え、え?」


 それらが自分たちに向けられているなんて、すぐには信じられなくて。

 私はきょろきょろと、律くんと響斗くんの顔を交互に見てしまう。

 するとふたりは、私の方に寄ってきた。


「本番に強いね、詩乃ちゃん! 今までで一番いい歌だったよ!」


 いつも落ち着いている響斗くんが、珍しく興奮した様子で言った。


「ほ、ほんと!? 自分じゃよくわからなくてっ……」