Re:START! ~君のバンドに、入ります~

 そんな律くんの掛け声に、私が「おー!」と言おうとした……。

 その時だった。

 ピカっと、舞台袖の小窓からまばゆい光が見えたかと思ったら、次の瞬間ゴロゴロゴロドーン!というけたたましい音が響いてきた。


「ひぇっ!?」


 突然の轟音に、悲鳴を上げる私。

 ――すると。

 明かりが消え、周囲が真っ暗になった。


「な、なに!?」


 驚いてきょろきょろと渡りを見渡す私。

 体育館の方からも、「キャー!」とか「わー!」何ていう、みんなが騒いでいる声が聞こえてくる。

 最初は真っ暗に思えたけれど、すぐに目が慣れて、律くんや響斗くんの顔が見えるくらいの明るさになった。


「雷が近くに落ちたんだね。その拍子に、停電になったみたい」

「て、停電……」


 だから急に真っ暗になったってわけか。

 いきなり何が起こったのかと思ったよ……。

 はあ、びっくりした。

 原因が分かって、少しだけ安堵する私だったが。


「停電!? まずいじゃねーか! どうすんだよ!」

「…………。どうしようね」


 律くんも響斗くんも、深刻そうな顔をしている。