サンドイッチを食べて、勉強を始めた心愛を見守っていると。

「優雅。少し話をいいか」

お父様だ。

「はい」

そう答えると、お父様は背を向けて廊下に出て、奥に進み始めた。

奥は…お父様の書斎だ。

突き当りのドアを開け、薄暗い書斎に入る。