次の瞬間。
アタシは玄関へ向かうと、サンダルをひっかけて飛び出した。
階段を駆け上がって、辿り着いた屋上の扉の前。
躊躇する事も忘れ、勢いよくドアノブを回す。
開いたドアに、アタシが一歩踏み出したところで……
――パァーーン。
クラッカーの音とともに、頭上から紙吹雪が降って来た。
振り返って見上げれば……
足を投げ出して、縁に腰掛ける新海がいて。
「ハピバ」
おちょくるような物言いで「アーヤスマイル」を向けた。
「こっち、上ってくれば?」
そんな新海の声と言葉は、まるで何かの魔法みたいに……
アタシの心と体を引き寄せる。
アタシは言われるがまま、扉の横の梯子を上り……
新海と同じ体勢で、少し離れた縁に腰掛けた。
アタシは玄関へ向かうと、サンダルをひっかけて飛び出した。
階段を駆け上がって、辿り着いた屋上の扉の前。
躊躇する事も忘れ、勢いよくドアノブを回す。
開いたドアに、アタシが一歩踏み出したところで……
――パァーーン。
クラッカーの音とともに、頭上から紙吹雪が降って来た。
振り返って見上げれば……
足を投げ出して、縁に腰掛ける新海がいて。
「ハピバ」
おちょくるような物言いで「アーヤスマイル」を向けた。
「こっち、上ってくれば?」
そんな新海の声と言葉は、まるで何かの魔法みたいに……
アタシの心と体を引き寄せる。
アタシは言われるがまま、扉の横の梯子を上り……
新海と同じ体勢で、少し離れた縁に腰掛けた。


