僕の彼女はヤンデレです

『この子どう思います？』
『えっ！可愛いと思うよ！』
『嘘だ！！』

嘘なんて、言う訳が無いじゃないか。

と、いうかこの写メの女の子はミチルなのか？

『いや、マジで可愛い！！
見てるだけで癒されるレベル！！』

この言葉に嘘は無い。

『本当に？』
『でも、周りには豚扱いされていたの……』

豚！？

『それは、女の僻みだよ！
ミチルちゃんが可愛いからさ！！』
『なんか、不安定になってきたから電話で話したいな……』

不安定？

しかし、自分もミチルと話したくて仕方が無い状況だ。

『大丈夫？電話なら、いつでも出来るよ！！』
『じゃあ、今から話しませんか？』
『うん！電話掛けるね！』

舞い上がりながら、ミチルに電話を掛けると呼び出し音が鳴り響いた。

「いきなり、電話お願いしてごめんなさい……」
「いいよ。大丈夫！
俺も、喋りたかったんだよね！」
「ありがとう……」
「私ね凄く自分にコンプレックスあるの……」
「え！さっきの写メがミチルちゃんだよね？」
「うん……。ねえ、正直に言って！
私の写メ見て引いたでしょ？」

この子は何を言ってるんだ。

あの写メが本当にミチルだとしたら、凄く可愛いではないか。