俺も、可愛い女の子を更に可愛いくしていく感じが楽しくて堪らない。

給料が入ったらメイク用品でもプレゼントしてあげようか……

そんな事を考える。

ミチルが可愛いくなるのは、ぶっちゃけ不安だ。

でも、そんな事より自分に自信を持って欲しかった。

「陸……。
荷物持ちさせちゃってごめんね……」
「気にしないでいいよ!」
「でも……」
「俺は、色んなミチルを見れるのが楽しい!!」

紛れもなく真実。

この後、食事を済ませて車に戻る。

「なんか、私の買い物に付き合って貰ってばっかりだったね……」
「俺も楽しいから気にしないで!!」
「ううん。気になるよ!!
陸の行きたい所ないの!?」

行きたい所は有る。

しかし、マニアックな場所だからミチルにどう思われるか不安だ。

「有るには有るけど……」
「え、どこ!?」
「引かないでよ?」
「大丈夫。
陸となら何処にだって行きたい!!」
「なら言うね……。秋葉原……」
「秋葉原って、電気街?」
「んー!どっちかと言うとアニメのグッズが見たい感じかなぁ!!」

引かれるだろうか。

「へっ!アニメ興味有る!!一緒に行こう!!」

こうやって、オタクっぽい趣味にも興味を持ってくれるミチルの優しさ。