僕の彼女はヤンデレです

こんなにも俺を褒めてくれるのは、ミチルだけだ。

『ありがとう!
うれしいよ!!
ミチルの為にかっこよくなりたい!!』
『かっこよくなったら、浮気しないでね!!』
『しないよ!!
する訳が無い!!』

ミチルと話しているうちに、髪が染められる。

ぶっちゃけ髪を染めるなんて行為は初めてだから、ワクワクしてしまう。

少しでもかっこよくなって、ミチルに好かれたい。

髪が染まり、カットに入る。

鏡を見ていれば垢抜けていく感じが分かる。

乾燥させて、セットしたら別人みたいだ、

会計をして、外にでると車に乗り込んだ。

「陸!めちゃくちゃかっこいい!」
「うん!自分でも変わったなぁって思ってしまう……」
「かっこよくなっても、私だけ見てくれるよね……?」

心配そうにそう呟くミチルが可愛い。

「勿論だよ!!」

そんな会話をしながら向かった場所は、ショッピングモール。

「陸に似合う服を選ぼうね!」

相変わらずミチルは俺の買い物にしか興味が無いようだ。

「俺のはいいよ……」
「雰囲気変わったから、新しい服を買わなくちゃ!!」

なんと言えばよいのだろう。

「俺、ミチルに似合う服を探したいな!色んなミチルが見たいから……」