美容室の駐車場で、ミチルがスマホを渡してきた。
様々な男性の髪型がズラーッと並んでいる。
「陸はどんな髪型が好き!?」
「いや、逆にミチルはどんな髪型が好き?」
「えっ?」
どうせならミチルの好きな髪型にしたい。
それは、少しでもミチル好みになりたいから。
「私はこれとか、これかな!」
ミチルが指差したのは、明るめの茶髪でマッシュボブ。
「なんか、トイプードルみたい!」
「嫌かな?」
「ミチルの好みならするよ!!
俺、少しでもいいからミチルに好きになって欲しいんだ!!」
「嬉しい!!」
美容室に入る。
「予約した小緑です!」
「今日はどんな感じになさいますか?」
ミチルのスマホを見せる。
「こんな感じに出来ますか?」
「大丈夫ですよ!」
「じゃあ、よろしくお願いします!」
「では、こちらに」
椅子に通され座ると、スタッフは男性が良いか、女性が良いか聞かれる。
女の子だとミチルも良い気がしないだろうから、男性を指名した。
髪を切り始めた瞬間、ポケットに入れていたスマホが震える。
確認すると、ミチルだ。
『元々かっこいいけど、陸がもっとかっこよくなるのが楽しみ!!』
様々な男性の髪型がズラーッと並んでいる。
「陸はどんな髪型が好き!?」
「いや、逆にミチルはどんな髪型が好き?」
「えっ?」
どうせならミチルの好きな髪型にしたい。
それは、少しでもミチル好みになりたいから。
「私はこれとか、これかな!」
ミチルが指差したのは、明るめの茶髪でマッシュボブ。
「なんか、トイプードルみたい!」
「嫌かな?」
「ミチルの好みならするよ!!
俺、少しでもいいからミチルに好きになって欲しいんだ!!」
「嬉しい!!」
美容室に入る。
「予約した小緑です!」
「今日はどんな感じになさいますか?」
ミチルのスマホを見せる。
「こんな感じに出来ますか?」
「大丈夫ですよ!」
「じゃあ、よろしくお願いします!」
「では、こちらに」
椅子に通され座ると、スタッフは男性が良いか、女性が良いか聞かれる。
女の子だとミチルも良い気がしないだろうから、男性を指名した。
髪を切り始めた瞬間、ポケットに入れていたスマホが震える。
確認すると、ミチルだ。
『元々かっこいいけど、陸がもっとかっこよくなるのが楽しみ!!』



