僕の彼女はヤンデレです

「ふふ……。
陸は女心を分かっているね……。そう言われたら、陸をいっぱい幸せにしたくなる!!」

その言葉は嬉しい。

好きな人に思われる事は幸せだ。

結局この日もミチルに溺れた。

ミチルは異様に性欲が強くて、何回も求めて来る。

それは、今まで知らなかった愛を取り戻そうとしているように見えた。

「私の事好き?」
「うん」
「嬉しい!」

そんなやり取りをしているうちに、いつの間にか寝てしまっていたのだろう。

産まれたままの姿の俺にピッタリと抱き付いて、寝ているミチルの髪を撫でた。

「あ、れ。陸、起きたの?」

俺の寝顔を見ていたのか、ミチルの顔が近くに有る。

「あ、うん。起きた!!」

それが、幸せだ。

「なら!しよ!!」

そう言って、服を脱ぐミチル。

周りには酒の空き缶が転がっていて、ミチルの頬も薄紅色に染まっている。

「陸大好き!!」

そう言うと、俺にまとわりついてくる。

「陸カッコイイ!!」
「陸、大好き!」

俺のちっぽけな自己肯定感をくすぐる、ミチルの言葉。

結局、何度も交わり、お互いの存在を確認し合った。

いつの間にか寝ていたのか、気が付くと眩しい光が部屋に降りそ注いでいる。