僕の彼女はヤンデレです

と、いうか買ってあげたいのだ。

しかし、今の俺にはそんな金は無いのが現実だ。

なら、せめてミチルの為になりたい。

「明日は家でゆっくりしない?
ミチルゆっくりさせる為に、俺がご飯作るし!!」

ミチルを喜ばせようと思って言った言葉だったが、明らかに落ち込んでいるミチル。

「どうした?俺、変な事言ったかな?」

そう言うと、泣き出してしまった。

「え、えっ!!俺、何か言った!?」
「陸は……」
「うん!」
「陸は私と外歩くの恥ずかしい?」
「へっ!?」

思いもしなかった言葉が帰って来て、焦ってしまう。

俺がミチルと外を歩くのが恥ずかしい?

なんで、そうなるのだろうか。

「いや、ミチルは自慢の彼女だよ!!」
「嘘!!!」

そう、叫んだミチルの目はこちらを睨み付けて来る。

「だって、私と歩くのが恥ずかしいから外に出ないんでしょ!!!」

そう言うと、ドアを乱暴に締めて部屋に引きこもってしまった。

まずい!!!

何が悪かったのかは分からないが、非常にまずい。

慌ててミチルの部屋のドアをノックする。

「俺が悪かったら謝るから、開けて!!
話し合おう!!」
「今は陸とは話したくない……」